新百合ヶ丘ってどこにあるの?と思っている人が、恐らくはほとんどではないでしょうか~(^_-)
新百合ヶ丘は、新宿から箱根や江の島方面に向かう小田急線に乗って、25分位(急行)のところにあります。
1974年に、多摩ニュータウン方面に行く分岐駅として、丘陵を削って造られた比較的新しい駅で、当時、駅の周辺一帯は雑木林だったそうです。
それが、1998年には、建設省(現・国土交通省)の「都市景観100選」を受賞し、最近は、大型マンションが続々と建設され、大学もできて、駅前広場を歩いていると、どこからこんなに人が湧いてくるのだろう^^と思うほどのにぎわいです(^_-)。
新百合ヶ丘は、駅ができてからまだたったの40年。歴史が浅いので、東京の下町のように、何代も続いているような老舗のお店や、味わいのある路地裏通りなどは、残念ながらほとんど見あたりません (>_<)。(全国展開しているチェーンのお店がとても多いです(>_<)。)
食べログ的には、あまりぱっとしない新百合ヶ丘。
でもね~(^_-)、この小さな街には、日本に誇れる、いえ世界に誇れるケーキやさんが2.5軒もあるのです~(*^_^*)。
♪♪♪
1軒目は、駅南口から20分ほど歩いた山口台という瀟洒な住宅地の中で、ひと際ユニークな形で目立っている、ウィーン風菓子のお店「リリエンベルグ」です。
オープンしたのが1988年なので、その頃の新百合ヶ丘駅周辺は、まだ建物も少なく空き地がいっぱいで閑散としていましたが、既に「新百合ヶ丘にリリエンベルグあり」と言われるほど、たいへん有名なお店でした。
車で1時間かけてわざわざ買いに来る、なんて噂もよく聞きました。
リリエンベルグとは、ドイツ語で「百合の丘」という意味らしい。
駅からかなり離れているにもかかわらず、いつも若いママさんたちでいっぱいで(いえ、私みたいなおばさんもいっぱいだわ^^)、いつ行ってもしばらく並ばないと買えないくらい混んでいます。
恐らく、新百合ヶ丘の住人で「リリエンベルグ」を知らない人はいないでしょう(^_-)。
これがリリエンベルグです。建物だけでも圧倒されます。
木彫りの熊さんが迎えてくれます。
ぜったい入ってみたくなるかも^^
上を見上げると・・・。
お店の隣には、雰囲気のあるカフェが併設されています(^_^)v。
♪♪♪
2軒目は、駅北口から歩いて6~7分、新山手通りに面するマンションの1階に、2011年にオープンした、できたてホヤホヤの「パティスリー エチエンヌ」です。
この店のオーナー兼パティシエは、フランス・リヨンで開催される洋菓子世界大会の最高峰である「クープ・ドゥ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」に、日本代表選手の1人として出場し、優勝した実力派とのこと。
エチエンヌのケーキは、どれも目で楽しめて(ほんとうに美しい)、口の中に入れると、何とも言えないクリームの複雑な味。美味しいのはもちろんですが、「幸せ~」を感じます。
今までは、どちらかと言うと「あんこ党」で通っていた私ですが、この店のケーキを食べて以来、洋菓子もありかな~、と思うようになりました。
リリエンベルグとはまた違って、モダンな佇まいです。
厨房の中です。お店に入るとガラス越しに見ることができます。皆さん、キビキビと仕事をしていました(*^_^*)。
どのケーキもほんとうに美しくて美味しそう~。
キャラクターのブタちゃんです。「ブタのおしり」というケーキもあります。
このグローブ、チョコレートで作られているそう。
♪♪♪
そして、もう1軒、ではなく、もう0.5軒は、数々のお菓子の世界大会で優勝経験を持つ、あの天才辻口博啓シェフのケーキが食べれる「ウィッチムーンカフェ」です(なぜ、0.5軒かは、あとでわかります~^^)。
このお店は、北口から歩いて5分、川崎アートセンターの隣のメディカルモリノビルの1階にあり、ハーブティとケーキのセットとして食べることができます。
辻口シェフの作るケーキは、和菓子でもなく洋菓子でもなく、そういうジャンルを超えた不思議で未知の味かな~^^。甘さを極限まで減らして、複雑かつ上品な味わい^^、ハーブティとコラボする味をイメージして作られているように思いました。
ただ残念なことに、辻口ケーキが食べられるのは、火・金・日の週3日のみで、しかもお持ち帰りができないのです(ざんねーん)。それで、1軒ではなく0.5軒にカウントしました (^_-)。
辻口シェフの作ったケーキ。つい写真を撮るのを忘れて、半分食べてしまいました(ざんねーん(>_<))。
♪♪♪
世界に誇れる美味しいケーキやさんが、狭―い新百合ヶ丘に2.5軒もあるなんて、ほんとうにすごいです。あんこ党の私でもうれしくて誇りに思います(^_^)v。
でも、新百合ヶ丘に、あんこの美味しいお店が1軒も見当たらないのは、ちょっぴりさびしいでーす(―_―)!!。