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日常

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秋色ミナヅキが届きました~(*^_^*)



昨年購入した、片品村のajisai-junko-mamaさんが栽培している秋色紫陽花のドライフラワーは、淡―い色合いのviolet-blueが、狭い自宅マンションの居間と玄関を、雰囲気のある空間にしてくれて、とても気に入っていました(^_-)。

しかし、1年経ち、さすがに最近はviolet-blueの色も褪せてきて、今年もまた購入したいなあと思っていました・・・。

そんな9月の半ば過ぎのこと。
パソコン教室のお仲間のCさんのブログが更新されていて、「秋色紫陽花が届けられました」とのコメントに、あのviolet-blueのステキな写真がアップされていたのです。もうーービッックリ(*_*)。

ああ、ドジってしまった~ (>_<)。
この夏はバタバタといろいろあって、予約注文をするのをすっかり忘れていました(-_-;)。

すぐにajisai-junko-mamaさんのオンラインショップのサイトを開いてみましたが、購入したかった茎付きの秋色紫陽花は、予約を受け付けてからすぐに完売してしまったらしく、赤い字で「2013年度分、完売いたしました!」と書かれていました(すごーいショック)。

どうしよう。今さら、自分のドジを後悔してもどうにもなりません(-_-;)。
でも、どうしても諦められないわ~。

まだこれからでも間に合う茎付きの紫陽花があれば~、と祈るような気持ちでお花のリストを一つ一つチェックしていったら、「秋色ミナヅキ」という種類の紫陽花が、10月1日から予約受付することがわかりました。

ヤッター!!
秋色紫陽花とは色も形も違うけど・・・。うん、これにしよう(^_-)。

10月1日に予約受付開始ということは、9月30日の夜中でもOKということよね~。それなら(日頃宵っ張りの私には)バッチリだわ(^_-)。

というわけで、(今度は絶対にドジできないので^^)カレンダーの9月30日に大きく〇をして、夜中の12時過ぎに、無事メールで注文することができました(^_^)v。

そして、10月8日、待ちに待った「秋色ミナヅキ」が届きました(*^_^*)。
よかった~(^_-)。また1年間楽しませてくださいね~(^O^)/。



                          ~♪♪♪~



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宅配便で届いて、すぐに箱を開けてみました。花びらの色が何ともいえない不思議な紅色です。秋色紫陽花のviolet-blueとは、形も雰囲気もだいぶ違うけど、これはこれで素晴らしいです(*^_^*)。



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箱に入っていた7本のうち3本は居間に、2本は玄関に、残りの2本は病気で自宅療養している弟のところに持っていきました(^_-)。日に日に色が変化していきます(*^_^*)。



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居間の花瓶に3本挿してみました(笑わないでね~^^)。形がユニークで、どう活けてよいのか??生け花を習ったことがないので、気合で活けました(^_-)。オブジェみたいで、けっこう気に入っています(*^_^*)。



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1年間楽しませてくれて、お役御免になった秋色紫陽花。
1年間ありがとね~(*^_^*)。

# by bananadebu | 2013-10-11 13:44 |

ばななの病気~クッシング症候群



5歳のとき、遺伝性の疾患で失明してしまった我が家のばななも、もう少しで10歳の誕生日を迎えます(ばななはミニチュアダックスの女の子です^^)。

失明のハンディも感じさせず、元気に過ごしているばななですが、実は、2年ほど前に、クッシング症候群という病気になりました。

何となくおかしい?と感じ始めたのは、水を飲む量が異常?に多くなったからでした。飲み始めると1分くらいひたすら飲み続けます。それが、1日に何度もなのです。

当然、おしっこの量も半端ではありません。包装袋に「3回分のおしっこを吸収する」と書いてあるラージサイズのトイレシートが、1回のおしっこでまったく使い物にならなくなってしまいます。しかも、おしっこの回数が多いので、1日10枚以上使うようになりました(トイレシート代もバカになりませーん(>_<))。

その頃のばななの体重は、(必死の^^)ダイエットの効果もなく、少しずつ増えて、1〇(ジュウウン)キロにもなっていました(-_-;)。

糖尿病かしら?そのうちお医者さんに診てもらわないとダメかなあ・・・と思いましたが、あいかわらず食欲が旺盛で元気いっぱいだったので、こちらの忙しさにかまけて、ついつい先延ばししていました(-_-;)。

そんな状態がしばらく続いていたのですが、そのうち、なんとなくおかしな症状が表れるようになりました。

性格が豹変するというか、普段はとても穏やかなばななが、突然、ウゥッー、ウゥッー、と言いながら、(犬)歯をむき出して、〝近寄るなオーラ″を出すようになったのです(そのときの顔つきは、同じばななとは思えませんでした(-_-;))。

そういう状態のとき、いつものようにナデナデしようと手を出そうとすると、もしかしたら噛みつかれるのでは?という恐さすら感じるようになりました(>_<)。でも、その変化は短い時間だけで、しばらくすると、また元の穏やかなばななに戻っているのです。
そういうことが、ときどきですが、繰り返し起こるようになりました。


やっぱりなんかヘン。はやくお医者さんに診てもらわなくては・・・と思っていた矢先のことです。

毎日散歩に連れて行き、ばななといちばん信頼関係がある(はずの)夫が、いつものようにナデナデしようとして手を出したら、突然、手の甲や指を深く噛まれてしまったのです。
家族の誰よりもばななをかわいがっている夫は、まさか自分に噛みつくはずはないと思っていたのだと思います。油断していた分、夫の傷は思いのほか深く、破傷風の感染が恐いので、夜だったのですが、救急で、近くの聖マリアンナ病院に駆け込んで診てもらいました(-_-;)。

ぜったいおかしいわ~ (>_<)。

心配になり、さっそく、かかりつけのクリニックに連れて行きました。
担当の先生の診断は、詳しく検査をしてみないとはっきりとは言えないが、恐らくクッシング症候群ではないか、とのことでした。


〝クッシング症候群″ってなに?初めて聞く病名でした。

ネットで調べてみると、
クッシング症候群とは、副腎皮質ホルモン(ステロイド)が体の中で過剰に分泌されるために生じる病気の総称で、ダックスやプードルに比較的多い病気、とありました。
主な症状は、多食・多飲・多尿、ビール腹、抜け毛などで、ばななは、抜け毛はほとんどなかったけど、他の症状はすべてあてはまりました(-_-;)。

それからがたーいへん(>_<)。
1日がかりの検査で、ほぼ〝クッシング症候群″であることがはっきりしたのですが、治療薬(過剰に分泌されるホルモンのバランスをとる薬)の分量を決めるのに、何度かクリニックに通うことになりました(病気の程度やワンコの体重によって、投与の分量が微妙に違うのだそうです)。

この薬は一生飲み続けなければならないので、それからも、薬の量が適量で効果が持続しているかどうかを確認するため、定期的に検査してもらっています。


薬を飲み始めておよそ2年。多飲・多尿・ビール腹は、(気持ちていど^^)改善されたかも^^。うーん、だけど多食はあいかわらずかなあ・・・(^_-)。

でも、なにより、〝近寄るなオーラ″を出して性格が豹変する症状は、この薬を飲み始めてからまったく出なくなりました(^O^)。
ネットで調べても、クッシング症候群の主な症状に、性格が豹変することは書かれていないのだけど、やっぱりこの病気がなんらかのかたちで影響していたのではないかと思います。
ともかく、すっかりいつもの穏やかなばななに戻りました。よかった~!(^^)!。


ただ、たいへんなのは薬代(フウーッ)。
今は毎日夕食時に、50mgずつ飲んでいますが(最近は、朝食時に甲状腺ホルモン剤が足されました(-_-;))、これが(超)高いのです。こんなことだったら、ワンコの健康保険に入っておくのだった~、と後悔しましたが、あー、もう今となっては手遅れよ~(>_<)。


 ♪♪♪


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これが薬(ホルモンのバランスをとる薬)です。この3つのカプセルを毎日夕食時に飲ませます(朝食時には、ピンク色の薬の甲状腺ホルモン剤を飲ませます)。
ごはんに混ぜても、薬だけじょうずに「ペッ」と吐き出してしまうので、お肉で巻いて味がわからないように飲み込ませています(けっこう、毎回たいへんでーす(>_<))。
←私の取材不足があり、朝食時の薬について、10月8日に訂正しました<(_ _)>。



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ばななのこのアンヨ(後ろ足)がたまりませーん(*^。^*)。
# by bananadebu | 2013-09-25 10:35 | ばなな

ヤマザキマリが描くスティーブ・ジョブズの伝記



先日、いつものように食事を作りに弟の家に行ったら、「amazonで買った本だけど、もう読み終わったから興味があるならあげるよ」と、一冊の本を出してきました。

見ると、表紙に大きな字で「スティーブ・ジョブズ」と書かれていて、額がかなり後退した短髪の頭に丸いメガネと口髭をたくわえた哲学者風の、あのよく見かけるスティーブ・ジョブズの晩年の顔が描かれていました。

ジョブズの伝記本か~。

ipad(mini)はこのところどっぷりハマっているけれど(家でもお出かけでもいつも一緒でーす^^)、伝記を読みたいほどジョブズさんに興味があるわけではないし・・・。
何より、今は本をじっくり読むような時間はないわ。まだ読みかけている本もあるしね~^^。

「うーん、今はいいわ。」

と、いい加減に返事をしたものの、あれ、よく見ると、「スティーブ・ジョブズ」と書かれた下に、小さい字で「ヤマザキマリ」と書かれているではありませんか!!

えっ? もしかしてあの「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリ?

ということは、中身はマンガ?(かしら^^)

老眼が進んで、このところ活字にめっきり弱くなり、見過ごすところだったわ~(-_-;)。

初めにマンガの本だと言ってよね~^^。
(私がヤマザキマリの大ファンだと知っている弟は、当然この本のことを知っていると思って、敢えて説明しなかったようでした(―_―)!!。)

ヤマザキマリがスティーブ・ジョブズの伝記をマンガで描くなんて、どういういきさつがあったのかなあ。でも、よくOKしたわねえ。とぶつぶつと心の中で言いながら、「ヤマザキマリのマンガだったら読んでみたいな~」と、一度断ったのにちゃっかりと貰うことにしました!(^^)!。



ヤマザキマリが描くスティーブ・ジョブズの伝記_c0237493_11304546.jpg

スティーブ・ジョブズの伝記はこんな表紙です。まさかコミックだとは思いませんでしたよ~(*_*)。


♪♪♪


その本の表紙に付いている帯には(マンガの帯には)、「唯一の公式伝記の漫画版」と書かれていました。
うーん、唯一の公式伝記ってどういうこと??と思いながら、その言葉に誘われるように中をペラペラとめくってみました。

プロローグは、スティーブ・ジョブズの伝記が出版されるに至ったいきさつが描かれていました。

伝記を執筆したのはウォルター・アイザックソンという有名な伝記本作家だそうで、ジョブズ自身が、アイザックソンに自分の伝記を書いてほしいと依頼したのだそうです。
ジョブズから依頼を受けたときアイザックソンは、伝記を書くには10年早い、せめて引退してからと断ったらしいですが、後からガンにおかされた彼の命がカウントダウンされていることを知り、それならと引き受けたとのことでした。

つまり、ジョブズ自らが公認した伝記なので、「唯一の公式伝記」ということかしら?
なーるほど^^。


ヤマザキマリは、子供の頃から画家を目指して本格的に勉強していたので、画力は確かで、(でも画家ではとても食べていけないので、生活のためにマンガを描くようになったらしいのですが^^)、ジョブズをはじめ登場人物の特徴がよく捉えられていて、実際の人物を知らなくても、自然にその人の雰囲気がこちらに伝わってきます。だから、とても読みやすいです(^_-)。


今回の第1巻には、4話が描かれていました。

第1話は、ジョブズとアイザックソンとの「出会い」、第2話は「ふたりのスティーブ」、第3話は「ドロップアウト」、第4話は「アタリとインド」という題が付いています。
あのアップル社のことはまだ出てこなかったので、これからまだまだ続くようです(*^_^*)。


♪♪♪


今まで、私がスティーブ・ジョブズについて知っていることと言えば、、天才、変わり者、アップル社を設立、引き抜いた人に追い出された?、大金持ち、カリスマ性、名言を残した、くらいでしたが・・・(-_-;)、

そのあとに、お世話になっているパソコン教室のお仲間のCさんが、ご自身のブログにスティーブ・ジョブズについて感想を書かれていて、それを読んでから、ジョブズさんて人間的にも素晴らしい人なのね~と、、とても好感を抱くようになりました (*^_^*)。

(★Cさんが、昨年アメリカを訪れた際に、スタンフォード大学近くにあるジョブズさんのお家の辺りを散歩されて、そのときの感想を、お人柄の通り知的でホンワカした文章とおとぎ話に出てくるような写真とともに^^ブログにアップされていました(*^_^*)。そのCさんの素晴らしいブログはココから(^_-)-☆)


だけど~、(ガーン!!)。この伝記に書かれていたスティーブ・ジョブズは・・・(-_-;)。

親を困らせる自己中な性格、特異な天才ではあるけど、高校生の頃から薬をやったり、同棲したり、ヒッピーのような生活を送ったり、(ヤマザキマリの書いたあとがきを引用すると)威圧的、独裁的、イヤな奴・・・。
で、第1巻を読み終わった時点では、まったくシンパシーを感じませんでした。

これから続く伝記の中で、スティーブ・ジョブズがどのように変わっていくのか、とても興味があります(きっと、歳を重ねるにつれて、少しずついい人になっていくのでは?と勝手に想像しています^^)。
少なくとも亡くなる前のジョブズは、画面でみる限りですが、哲学者みたいで、周りから尊敬されていい人っぽく見えたもの (^_-)。

でも、このイヤな奴(少なくても第1巻ではね^^)の妻になった人ってどのような人なのかしら?寛容でなんでも耐える女性かしら?
私は、ジョブズさんより彼の奥さんにすっごーく興味が出てきましたよ~(^_-)。


今回の第1巻は1時間くらいであっという間に読み終わってしまいましたが^^、次作はいつ頃出るのかなあ。
ヤマザキマリの描くスティーブ・ジョブズ、今から第2巻が待ち遠しいでーす(^O^)/。
# by bananadebu | 2013-08-25 16:00 | 日常

フランスの至宝、奇跡の初来日!~貴婦人と一角獣展



先日(5月22日)、病気療養中の弟のリクエストで、国立新美術館で開催されている「貴婦人と一角獣展」に行ってきました(*^_^*)。

3ヵ月ほど前、たまたま読んでいた雑誌に、この展覧会の開催予告が載っていたのを見つけた弟が、そのページを私に見せて、このタピスリーを見たいのだけど・・・どうかなあ、と言ったのです。

昨年の暮れ頃から、足の痛みとしびれで歩行が思うようにいかなくなった弟は、遠出の外出は車椅子でしか移動ができなくなりました。だから、申し訳なさそうに連れて行ってほしいと私に言ったのです。

そんな弟の希望なので、是非叶えてあげたいと思いましたが、その頃、体調のアップダウンが激しく、約3ヵ月間の開催中に、もしかしたら見に行くことができないのでは、と不安に思いながら・・・、体調が少し安定して、平日で天気がよさそうな日を選んで、思いきって行こうと決めました(^_-)。

国立新美術館までは、最寄駅の新百合ヶ丘から乗り換えなしで、千代田線の乃木坂まで行くことができ、しかも乃木坂と美術館は直結しているので、ラッキーなことに車椅子でもラクラクに行けるのです(^_-)。

行こうと決めた日は、弟の強い気持ちが通じたのか、体調もすこぶるよくて、5月の爽やかな気持ちのいい風が通る、最高のお出かけ日和になりました(*^_^*)。


♪♫♪♪♫♪♪♫♪♪♫♪♪♫♪♪♫♪


国立新美術館の広い会場の壁に掛けられた、「貴婦人と一角獣」の6枚のタピスリーの前に立ったとき・・・

その大きさにまず圧倒され、何とも言えない深―い赤色の背景が目に入ってきました。
よく見ると、その赤い色の中に無数の花々が散りばめられています(フー、美しい~)。

次に、たくさんの宝石(もうビックリ!)と当時の最高の織物の服を身にまとった、美しい貴婦人と侍女が目に入ってきました。

その貴婦人の傍らで、空想の動物で獰猛だと言われている一角獣が、なぜかとってもかわいい目をして、やさしく微笑んでいるではありませんか^^。
ウフ、とってもチャーミングだわ~(^_-)。

紋章を掲げたライオンやおすまししたワンコ、サルや鳥など、じーっと見ていると、いろいろな動物たちも目に入ってきました。

これが、織物でできているなんて・・・すごーい。近づいてマジマジと見ても、とても信じられません。

フランスのクリュニー美術館の門外不出と言われた「貴婦人と一角獣」のタピスリーが、今回、門外に出ることになったのは、元修道院長の館だったという美術館を改装するためで、その間サプライズで日本に来ることになったらしいのです。

パンフレットに、「フランスの至宝」と書かれていたけど、ほんとうに納得です(*^_^*)。
今まで、タピスリーというものにまったく興味はなかったのに、なんというか、とてもミステリアスで新鮮な感動がありました。



♪♫♬♪♫♬♪♫♬♪♫♬♪♫♬♪♫♬♪♫♬♪♫♬♪♫♬♪♫♬♪♫♬♪♫♬


見終ったあとに、美術館内のレストランで食事をしたのですが、そのとき、弟がこのタピスリーとの出会いを話してくれました(*^。^*)。

弟は、ウン十年も昔の大学4年生のとき、卒業記念旅行と称して、ヨーロッパをひとりで旅行したらしいのです(卒業旅行に行ったことは、今回初めて聞いたわあ~(-_-;)。私の時代には考えられなかったなあ。)

イタリアからフランスに行こうと電車に乗ったら、たまたま隣に座っていた(品のよい)おばさまが、パリに住んでいる妹の家に遊びに行くところで、よかったらあなたもいらっしゃい、と誘ってくれたのだそうです(学生のひとり旅だったので、お金もなく泊まるところもないのでは?とかわいそうに思われたらしいです^^)。

妹が住んでいるというパリのお宅は、料理人がいる、まるで映画に出てくるような瀟洒なすごーく広いアパルトマンだったらしい。(なにしろ、朝ごはんはベッドまで食事が運ばれてきたと言っていました。ヒャー、日本では考えられない生活。ビックリ~(*_*))。

その妹という人は、夫と息子が二人いるのですが、画家でもあるらしく、当時あまり観光客の行かないクリュニー中世美術館に、家族と一緒に連れて行ってくれたとのことでした。

その頃のクリュニー中世美術館は、もともとは修道院長のお屋敷だった建物を美術館として利用していたので、中はとても薄暗く、6連作のタピスリーは、一部屋に1枚ずつ壁に掛けられていて、赤の色は、今回見た色よりずっと暗く、ワイン色に見えたそうです(現在のクリュニー美術館は、一つの広い部屋に6枚のタピスリーが飾ってあるらしいです)。

ふーん、そういうすてきな思い出があったんだ~。きっと、今日の「貴婦人と一角獣」を見ながら、ウン十年も前の青春の記憶を思い出したに違いないわ~。

帰りの電車の中で、「貴婦人と一角獣」のタピスリーはほんとうにすばらしかった、見に来れてよかった~、と言ってくれたので、車椅子を押す疲れも吹っ飛んで、とてもいい気分でした(^_-)。

弟が見たいと言わなかったら、フランスのお宝、恐らく見ることはなかったかもしれないので、もしかしたら、私の方がお礼を言わなければ、ネ(*^_^*)。
ほんとうにすばらしい展覧会でした(*^_^*)。



♪♫♪♪♫♪♪♫♪♪♫♪♪♫♪♪♫♪


♪♪♪ いつものように絵葉書を買ってきました~(*^_^*)。


フランスでは、このタピスリーを知らない人はいないくらい有名で、中世美術のモナリザと言われているらしいです。
解説によると、6連のタピスリーのうち5枚は、「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」の5感を表していて、残る1枚は「我が唯一の望み」で、これが何を意味するかについては、“愛”“知性”“結婚”などの諸説があり、いまだ謎に包まれているらしいです。なんともミステリアス(^_-)。



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「触覚」



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「味覚」 一角獣の目がとても優しくてチャーミング(^_-)。(一角獣は貴婦人に対する男性の恋人の役割を演じているらしい。やっぱりね~^^)。



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「嗅覚」



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「聴覚」



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「視覚」



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「我が唯一の望み」



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豪華な衣装を身にまとった貴婦人は、白馬に乗った王子様を待っているお姫さまって、こんなのではないかしら?と中世のお姫様物語を想像してしまったけど^^、どの貴婦人も、何となく物悲しい表情をしていて(私には幸せそうに見えなかった~)、恐らく、将来悲しい結末が待っているに違いない、と想像を膨らませてしまいました^^。
# by bananadebu | 2013-06-17 00:00 | 音楽・美術

ユジャ・ワンに夢中(^_-)



“開いた口がふさがらない”

アメリカのワシントン・ポスト紙が、ケネディセンターで行われたユジャ・ワンのリサイタル・デビューについて、こう報じたらしい。


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ユジャ・ワンは、1987年北京生まれの若手ピアニストです(もちろんワンコではありませんよ~^^)。
私が、ユジャ・ワンというピアニストを初めて知ったのは、今から4年くらい前。テレビで放送された「ヴェルビエ音楽祭2008」という番組でした。
スイスのリゾート地のヴェルビエという町で、毎年夏季に音楽祭が開催されるのですが、そこで開かれたコンサートの一つを、NHKBSが放送したのです。

そのときの衝撃ったら(驚)。
まさに、“開いた口がふさがらない”(^_-)。

圧倒的なテクニック。
演奏が始まるや、すぐにタダモノではない^^とわかりました。
何しろ、画像を早送りしているのでは?と思うほど驚異的に指が動くのです(今まで、こんなの見たことがありません)。
単に指が早く動くだけでなく、一音一音がはっきりとしていて曖昧な音はまったくと言っていいほどないのです。
小柄で華奢に見えるのに、体全体が筋肉とバネでできているのでは?と思うほど、フォルテ(大きい)の音は、これでもか~というほどf・f・f・f・f、ピアノ(小さい)の音は、消えるように小さな音でも、絶対に消えないで鮮明に聞こえてくるのです。

驚いたのはテクニックだけではありません^^。
肩を大きく出した深紅のドレス。挑発的な目と髪型。濡れた半開きの唇^^。ピョコンとする独特のお辞儀。
どれをとっても、今までのピアニストの常識から外れているタイプのように思いました。

更に驚いたのは、豊かな深い音楽性。
そのときの演奏曲目は、リストのソナタ変ロ短調や、ラヴェルのラ・ヴァルスなど難曲揃いだったのですが、見た目は、かなり非常識的^^に見えるけど、音楽の運びは、極端な解釈をしたり、奇をてらうような演奏ではなく、若い演奏家らしく素直で非常に好感が持てました(^_-)。


それからは、彼女が来日すると演奏会に足を運ぶようになりました。
先日(4月21日)聴きに行ったサントリーホールでの演奏会も、すごかった~(^_^)v。

もう、すっかり慣れたけど^^。
髪は、ショートカットにして、体の線にピッタリフィットする黒の超ミニドレスと黒のパンスト(チューブドレスと言うらしいです^^)、そして、恐らく12センチ(たぶん、ネ^^)はありそうな黒の光り輝くピンヒールを履いて登場したのです。

そして、ピョコンとする独特のお辞儀。開場がざわめき立つのはもちろんでしたが、演奏が始まると、一瞬にしてシーンとして、衣装なんてどうでもよくなりました^^。
それからは、彼女のペースに引き込まれ、ずうっと圧倒されっぱなしです。

興奮のなか、第一部が終わり、20分の休憩のあと第二部が始まりましたが・・・。
真っ暗な舞台にライトが当たって登場したユジャ・ワンは、なんとなんとお着替えしていました(そんなピアニスト初めてでーす^^)。

体にピッタリの超ミニドレスは同じですが、今度は黒ではなく鮮やかなオレンジ色に変わっていました。
またまた、会場がどよめきました^^が、すぐにシーンとして、後半の演奏もどれも期待を裏切らないすばらしいものでした。

でも、でも、更にすごいことが待っていたのです(^_-)。
アンコール曲を6曲も弾いてくれたのです。もう、ただただびっくり~。
どの曲一つとっても、会場を圧倒させる難曲ばかりです。

最後の最後まで、体力も集中力も持続したまま、会場を楽しませてくれたユジャ・ワンは、同じ人間とは思えませんでしたよ~(*_*)。

でも、でも、でも、更に更にすごいことが・・・^^。
6曲のアンコールを聴いた興奮が冷めやまないまま、会場の外に出たら、広ーいホールに30メートル(いや、もっとかな?)はありそうな長―い列ができていました(若い女の子の列ではないのですよ~。オシャレをして演奏を聴きに来られた老若男女の方々なのでーす^^)。
時間も9時を過ぎていたのに、これはすごいことです。
ユジャ・ワンは、この列に並んだ人全員に、会場で購入したCDにサインをして握手をするのです。このサービス精神のすごさと体力には、もう脱帽です。

当分、ユジャ・ワンに夢中状態は続きそうでーす(*^_^*)。



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      アンコールの6曲。どの曲も会場を楽しませてくれました(*^_^*)。





「ヴェルビエ音楽祭08」で披露した「熊蜂の飛行(リムスキー・コルサコフ)」。ユジャ・ワンにとっては、この程度の曲は余興レベルかも(^_-)。





グルックのメロディ。テクニックを前面に押し出した曲ももちろん好きですが、スカルラッティやバラード風の曲もほんとうにすばらしいです(鳥肌が立ちます)。むしろ、こういう静かに歌う曲の方がユジャ・ワンのすばらしさを感じます(*^_^*)。


★今回のツァーのトッパンホールで行われたコンサート(4月17日)は、5月22日(水)、NHKBS「クラシック倶楽部」で午前6時から放送されるそうです。録画してあのときの余韻をもう一度味わいまーす(*^_^*)。
# by bananadebu | 2013-05-09 08:39 | 音楽・美術