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カテゴリ:音楽・美術( 7 )

フランスの至宝、奇跡の初来日!~貴婦人と一角獣展



先日(5月22日)、病気療養中の弟のリクエストで、国立新美術館で開催されている「貴婦人と一角獣展」に行ってきました(*^_^*)。

3ヵ月ほど前、たまたま読んでいた雑誌に、この展覧会の開催予告が載っていたのを見つけた弟が、そのページを私に見せて、このタピスリーを見たいのだけど・・・どうかなあ、と言ったのです。

昨年の暮れ頃から、足の痛みとしびれで歩行が思うようにいかなくなった弟は、遠出の外出は車椅子でしか移動ができなくなりました。だから、申し訳なさそうに連れて行ってほしいと私に言ったのです。

そんな弟の希望なので、是非叶えてあげたいと思いましたが、その頃、体調のアップダウンが激しく、約3ヵ月間の開催中に、もしかしたら見に行くことができないのでは、と不安に思いながら・・・、体調が少し安定して、平日で天気がよさそうな日を選んで、思いきって行こうと決めました(^_-)。

国立新美術館までは、最寄駅の新百合ヶ丘から乗り換えなしで、千代田線の乃木坂まで行くことができ、しかも乃木坂と美術館は直結しているので、ラッキーなことに車椅子でもラクラクに行けるのです(^_-)。

行こうと決めた日は、弟の強い気持ちが通じたのか、体調もすこぶるよくて、5月の爽やかな気持ちのいい風が通る、最高のお出かけ日和になりました(*^_^*)。


♪♫♪♪♫♪♪♫♪♪♫♪♪♫♪♪♫♪


国立新美術館の広い会場の壁に掛けられた、「貴婦人と一角獣」の6枚のタピスリーの前に立ったとき・・・

その大きさにまず圧倒され、何とも言えない深―い赤色の背景が目に入ってきました。
よく見ると、その赤い色の中に無数の花々が散りばめられています(フー、美しい~)。

次に、たくさんの宝石(もうビックリ!)と当時の最高の織物の服を身にまとった、美しい貴婦人と侍女が目に入ってきました。

その貴婦人の傍らで、空想の動物で獰猛だと言われている一角獣が、なぜかとってもかわいい目をして、やさしく微笑んでいるではありませんか^^。
ウフ、とってもチャーミングだわ~(^_-)。

紋章を掲げたライオンやおすまししたワンコ、サルや鳥など、じーっと見ていると、いろいろな動物たちも目に入ってきました。

これが、織物でできているなんて・・・すごーい。近づいてマジマジと見ても、とても信じられません。

フランスのクリュニー美術館の門外不出と言われた「貴婦人と一角獣」のタピスリーが、今回、門外に出ることになったのは、元修道院長の館だったという美術館を改装するためで、その間サプライズで日本に来ることになったらしいのです。

パンフレットに、「フランスの至宝」と書かれていたけど、ほんとうに納得です(*^_^*)。
今まで、タピスリーというものにまったく興味はなかったのに、なんというか、とてもミステリアスで新鮮な感動がありました。



♪♫♬♪♫♬♪♫♬♪♫♬♪♫♬♪♫♬♪♫♬♪♫♬♪♫♬♪♫♬♪♫♬♪♫♬


見終ったあとに、美術館内のレストランで食事をしたのですが、そのとき、弟がこのタピスリーとの出会いを話してくれました(*^。^*)。

弟は、ウン十年も昔の大学4年生のとき、卒業記念旅行と称して、ヨーロッパをひとりで旅行したらしいのです(卒業旅行に行ったことは、今回初めて聞いたわあ~(-_-;)。私の時代には考えられなかったなあ。)

イタリアからフランスに行こうと電車に乗ったら、たまたま隣に座っていた(品のよい)おばさまが、パリに住んでいる妹の家に遊びに行くところで、よかったらあなたもいらっしゃい、と誘ってくれたのだそうです(学生のひとり旅だったので、お金もなく泊まるところもないのでは?とかわいそうに思われたらしいです^^)。

妹が住んでいるというパリのお宅は、料理人がいる、まるで映画に出てくるような瀟洒なすごーく広いアパルトマンだったらしい。(なにしろ、朝ごはんはベッドまで食事が運ばれてきたと言っていました。ヒャー、日本では考えられない生活。ビックリ~(*_*))。

その妹という人は、夫と息子が二人いるのですが、画家でもあるらしく、当時あまり観光客の行かないクリュニー中世美術館に、家族と一緒に連れて行ってくれたとのことでした。

その頃のクリュニー中世美術館は、もともとは修道院長のお屋敷だった建物を美術館として利用していたので、中はとても薄暗く、6連作のタピスリーは、一部屋に1枚ずつ壁に掛けられていて、赤の色は、今回見た色よりずっと暗く、ワイン色に見えたそうです(現在のクリュニー美術館は、一つの広い部屋に6枚のタピスリーが飾ってあるらしいです)。

ふーん、そういうすてきな思い出があったんだ~。きっと、今日の「貴婦人と一角獣」を見ながら、ウン十年も前の青春の記憶を思い出したに違いないわ~。

帰りの電車の中で、「貴婦人と一角獣」のタピスリーはほんとうにすばらしかった、見に来れてよかった~、と言ってくれたので、車椅子を押す疲れも吹っ飛んで、とてもいい気分でした(^_-)。

弟が見たいと言わなかったら、フランスのお宝、恐らく見ることはなかったかもしれないので、もしかしたら、私の方がお礼を言わなければ、ネ(*^_^*)。
ほんとうにすばらしい展覧会でした(*^_^*)。



♪♫♪♪♫♪♪♫♪♪♫♪♪♫♪♪♫♪


♪♪♪ いつものように絵葉書を買ってきました~(*^_^*)。


フランスでは、このタピスリーを知らない人はいないくらい有名で、中世美術のモナリザと言われているらしいです。
解説によると、6連のタピスリーのうち5枚は、「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」の5感を表していて、残る1枚は「我が唯一の望み」で、これが何を意味するかについては、“愛”“知性”“結婚”などの諸説があり、いまだ謎に包まれているらしいです。なんともミステリアス(^_-)。



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「触覚」



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「味覚」 一角獣の目がとても優しくてチャーミング(^_-)。(一角獣は貴婦人に対する男性の恋人の役割を演じているらしい。やっぱりね~^^)。



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「嗅覚」



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「聴覚」



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「視覚」



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「我が唯一の望み」



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豪華な衣装を身にまとった貴婦人は、白馬に乗った王子様を待っているお姫さまって、こんなのではないかしら?と中世のお姫様物語を想像してしまったけど^^、どの貴婦人も、何となく物悲しい表情をしていて(私には幸せそうに見えなかった~)、恐らく、将来悲しい結末が待っているに違いない、と想像を膨らませてしまいました^^。
by bananadebu | 2013-06-17 00:00 | 音楽・美術

ユジャ・ワンに夢中(^_-)



“開いた口がふさがらない”

アメリカのワシントン・ポスト紙が、ケネディセンターで行われたユジャ・ワンのリサイタル・デビューについて、こう報じたらしい。


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ユジャ・ワンは、1987年北京生まれの若手ピアニストです(もちろんワンコではありませんよ~^^)。
私が、ユジャ・ワンというピアニストを初めて知ったのは、今から4年くらい前。テレビで放送された「ヴェルビエ音楽祭2008」という番組でした。
スイスのリゾート地のヴェルビエという町で、毎年夏季に音楽祭が開催されるのですが、そこで開かれたコンサートの一つを、NHKBSが放送したのです。

そのときの衝撃ったら(驚)。
まさに、“開いた口がふさがらない”(^_-)。

圧倒的なテクニック。
演奏が始まるや、すぐにタダモノではない^^とわかりました。
何しろ、画像を早送りしているのでは?と思うほど驚異的に指が動くのです(今まで、こんなの見たことがありません)。
単に指が早く動くだけでなく、一音一音がはっきりとしていて曖昧な音はまったくと言っていいほどないのです。
小柄で華奢に見えるのに、体全体が筋肉とバネでできているのでは?と思うほど、フォルテ(大きい)の音は、これでもか~というほどf・f・f・f・f、ピアノ(小さい)の音は、消えるように小さな音でも、絶対に消えないで鮮明に聞こえてくるのです。

驚いたのはテクニックだけではありません^^。
肩を大きく出した深紅のドレス。挑発的な目と髪型。濡れた半開きの唇^^。ピョコンとする独特のお辞儀。
どれをとっても、今までのピアニストの常識から外れているタイプのように思いました。

更に驚いたのは、豊かな深い音楽性。
そのときの演奏曲目は、リストのソナタ変ロ短調や、ラヴェルのラ・ヴァルスなど難曲揃いだったのですが、見た目は、かなり非常識的^^に見えるけど、音楽の運びは、極端な解釈をしたり、奇をてらうような演奏ではなく、若い演奏家らしく素直で非常に好感が持てました(^_-)。


それからは、彼女が来日すると演奏会に足を運ぶようになりました。
先日(4月21日)聴きに行ったサントリーホールでの演奏会も、すごかった~(^_^)v。

もう、すっかり慣れたけど^^。
髪は、ショートカットにして、体の線にピッタリフィットする黒の超ミニドレスと黒のパンスト(チューブドレスと言うらしいです^^)、そして、恐らく12センチ(たぶん、ネ^^)はありそうな黒の光り輝くピンヒールを履いて登場したのです。

そして、ピョコンとする独特のお辞儀。開場がざわめき立つのはもちろんでしたが、演奏が始まると、一瞬にしてシーンとして、衣装なんてどうでもよくなりました^^。
それからは、彼女のペースに引き込まれ、ずうっと圧倒されっぱなしです。

興奮のなか、第一部が終わり、20分の休憩のあと第二部が始まりましたが・・・。
真っ暗な舞台にライトが当たって登場したユジャ・ワンは、なんとなんとお着替えしていました(そんなピアニスト初めてでーす^^)。

体にピッタリの超ミニドレスは同じですが、今度は黒ではなく鮮やかなオレンジ色に変わっていました。
またまた、会場がどよめきました^^が、すぐにシーンとして、後半の演奏もどれも期待を裏切らないすばらしいものでした。

でも、でも、更にすごいことが待っていたのです(^_-)。
アンコール曲を6曲も弾いてくれたのです。もう、ただただびっくり~。
どの曲一つとっても、会場を圧倒させる難曲ばかりです。

最後の最後まで、体力も集中力も持続したまま、会場を楽しませてくれたユジャ・ワンは、同じ人間とは思えませんでしたよ~(*_*)。

でも、でも、でも、更に更にすごいことが・・・^^。
6曲のアンコールを聴いた興奮が冷めやまないまま、会場の外に出たら、広ーいホールに30メートル(いや、もっとかな?)はありそうな長―い列ができていました(若い女の子の列ではないのですよ~。オシャレをして演奏を聴きに来られた老若男女の方々なのでーす^^)。
時間も9時を過ぎていたのに、これはすごいことです。
ユジャ・ワンは、この列に並んだ人全員に、会場で購入したCDにサインをして握手をするのです。このサービス精神のすごさと体力には、もう脱帽です。

当分、ユジャ・ワンに夢中状態は続きそうでーす(*^_^*)。



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      アンコールの6曲。どの曲も会場を楽しませてくれました(*^_^*)。





「ヴェルビエ音楽祭08」で披露した「熊蜂の飛行(リムスキー・コルサコフ)」。ユジャ・ワンにとっては、この程度の曲は余興レベルかも(^_-)。





グルックのメロディ。テクニックを前面に押し出した曲ももちろん好きですが、スカルラッティやバラード風の曲もほんとうにすばらしいです(鳥肌が立ちます)。むしろ、こういう静かに歌う曲の方がユジャ・ワンのすばらしさを感じます(*^_^*)。


★今回のツァーのトッパンホールで行われたコンサート(4月17日)は、5月22日(水)、NHKBS「クラシック倶楽部」で午前6時から放送されるそうです。録画してあのときの余韻をもう一度味わいまーす(*^_^*)。
by bananadebu | 2013-05-09 08:39 | 音楽・美術 | Comments(4)

マルタ・アルゲリッチというピアニスト



息子のママ友で、以前から仲良くさせていただいている友人から、最近アルゲリッチにはまっていまーす、というメールをいただきました。

ずいぶん前に、テレビで放送された別府音楽祭のコンサートを聞いたときから、なにか特別に惹かれるものがあり、最近、CD6枚買って、3000円もする分厚い伝記も買って、毎日ipodで聞いています、と書かれていました(*^_^*)。

うわっ、あのマルタ・アルゲリッチにはまっているんだ~。

日頃このブログで、音楽や音楽家のことについて、たいした知識もないのに、偉そうに感想めいたことを書いているので^^、世界でもっとも有名なピアニストのアルゲリッチですもの、当然、よく知っていると思われたかもしれないわね~(^_^;)。

すぐに、なにか気の利いた返事を書かなくてはと思ったのだけど・・・。
どうしよう。


                     ~♪♪♪~ 


                         
実は、私はアルゲリッチの演奏って、今までほとんど聞いたことがないのです (^_^;)。

マルタ・アルゲリッチというピアニストは、ショパンコンクールで、断トツの1位で優勝し、美人で天才と言われたお方です。私だって、もちろん、お名前はウン十年も前から、よーく存じています(^_-)。

当時(ウン十年前)、テレビでピアノを弾いている姿を見たことがあったけど、難しいショパンのピアノコンチェルトを、ひじから先だけで、ちょちょいのちょいと、いとも簡単そうに弾いていました(私にはそう見えたのです^^)。

まだ若くて未熟だった私は^^、プロの演奏家と言われる人は、才能ある人が、ストイックに猛烈な練習を積んで、悩んで悩んで、その道を極めた人、なーんて思っていたので、アルゲリッチの涼しげな顔をして、あまり練習もしないのに、超難曲をさらっと弾きこなしている姿は、なんか鼻持ちならないというか、虫が好かないというか・・・(美人だったからよけいにね^^)。

しかも、いろいろなマイナス情報も入ってきて・・・。
自由奔放な性格で、3人いる子供はすべて父親が違い、演奏会を突然キャンセルしてしまう気分やで~、他にもいろいろ・・・。


そんなことから、私の中では、「なんとなく好かないピアニスト」になってしまったのでした。


それでも、女性ピアニストの中では世界最高峰の一人と評価されていたので、一度は生の演奏を聞きたいと思ったこともあったのですが、運悪く、そう思ったときは、長い期間ソロでの演奏活動を休止していて、日本での演奏会は、あまり興味がなかった室内楽や連弾ばかり。

そんなこんなで、アルゲリッチの演奏は、ほとんど聞いたことがないまま、今に至ってしまいました(^_^;)。


でも、音楽に精通されているママ友さんがハマっているのなら、やはり最高のピアニストに違いないわ~。
これは、今がアルゲリッチを知る、いいチャンスかも。


いつものように、ネットで調べてみよう(^_-) 。



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                   若い頃のアルゲリッチ お美しい~。   


                       


(ウイキペディアなどによると)、
アルゲリッチは、1941年アルゼンチン生まれで、今年71歳。2歳8ヵ月からピアノを弾き始め、8歳のときには、公開の場でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を演奏した(ハアー、ため息)。

彼女の演奏を聴いた当時の大統領(ペロン大統領)は、更に優れた音楽教育を受けさせようと、外交官だった父親にウィーン赴任を命じて、家族で移住。ヨーロッパで多数の有名なピアニストに師事した。

16歳のとき、国際ピアノコンクールで優勝してから、ピアニストとして活躍を始め、19歳でドイツ・グラモフォンからレコードを初リリース。

22歳で結婚するが、出産前に離婚。すでにピアニストとしての地位が確立していたにもかかわらず、24歳でショパン国際コンクールに出場し、優勝。

28歳で指揮者のシャルル・デュトワと結婚(以前N響の音楽監督をされていました)、娘をもうけるが、二人で来日する際に夫婦喧嘩となり、彼女だけが帰国し離婚。その後3回目の結婚、娘をもうけて離婚・・・etc.etc.。

(ふーっ、あまりにも凡人離れした過激な人生で、ちょっと調べてまとめるだけでも疲れるわ~。)



今度は、彼女の演奏している姿を、ウン十年ぶりに確認したくて、Youtubeで探してみました。

ありました、ありました(^_^)v。
とても興味深い動画(ショスタコーヴィチのピアノ五重奏)を見つけてしまいました。
(興味のある方は、是非聴いて(見て)ください(^_-))。

この曲は、最近よく聴いているショスタコーヴィチのお気に入りのCDにも入っていたのですが、室内楽はもともとあまり好きではなかったので、特に興味を惹かれることもなく、いつもスルーしていました。

それが、アルゲリッチの演奏は(5人の演奏は)、始まったと同時に「全然違う」と思ったのです。
こんなに興奮したのは久しぶりです。しかも室内楽に^^。

ふだんおとなしい私でも(<(_ _)>)、画面の中の観客と一緒にスタンディング・オベーションして「ブラボー」と叫んでしまいたいくらい、ほんとうにほんとうに感動しました。

やはり、ウン十年前に見たときと同じように、ちょちょいのちょいと、ひじから先だけでかんたんに弾いているように見えたけど、そこから生まれてくる音は、歯切れよく、軽やかで、しかも大胆と繊細さがうまく絡み合って、指の先の先まで気持ちが込められているのが、今回はよくわかりました(*^_^*)。

他のメンバーの方たちは、当然アルゲリッチのおめがねにかなった超一流の方たちだと思いますが、演奏が終わった後の彼らの表情は、自分たちでも信じられないというような表情をしています(きっと、演奏中に神さまが舞い降りたのでしょう^^)

ほんとうに心からこの演奏は素晴らしいと思いました(かなり興奮ぎみ^^)。



ピアノ五重奏曲(ショスタコーヴィチ) - マルタ・アルゲリッチ
ものすごい躍動感!!。まるで、ショスタコーヴィチに戦いを挑んでいるような・・・。



アルゲリッチは日本が大好きで(彼女にとって、日本は特別な国のようです)、1998年から別府でアルゲリッチ音楽祭が開かれていて、毎年来日しているそうです。

ママ友さんのメールのおかげで、私も遅ればせながらアルゲリッチのことを、少しだけ勉強させていただきました。ほんとうに感謝感謝です(^_-)。

私もアルゲリッチにはまりそう^^。
いつか、アルゲリッチが大好きだという湯布院に泊まって、別府音楽祭での彼女の演奏をじっくりと聴いてみたいなあ。(これは夢でーす(^_-)-☆^^)。
by bananadebu | 2012-11-14 18:15 | 音楽・美術 | Comments(6)

「ドビュッシー、音楽と美術」展~ブリジストン美術館



10月12日(金曜日)、その日は暑くもなく寒くもなく、散歩するのにはもってこいのお天気に恵まれ、京橋のブリジストン美術館で開催されていた「ドビュッシー、音楽と美術」展に行ってきました(^_-)-☆。
(見に行くに至った経緯は、前回の「秋の雲、そしてばなな」のCさんとのコメに書かれています(^_^)v)


この展覧会のパンフレットには、副題に「印象派と象徴派のあいだで」とあり、ドビュッシーと同時代の美術との関係に焦点をあてて、印象派や象徴派の芸術家の作品を紹介しています、と書かれていました。


印象派というジャンルは、今さら説明するまでもなく、ウン十年も前に習った、中学や高校の教科書に、画家ではモネやルノワール、作曲家ではドビュッシーやラベルなどが属すると書いてあり、この歳になるまであまり深く考えることもなく、「ドビュッシー=印象派」、と素直に記憶していました。


それが、今回の展覧会で初めて知った衝撃の事実(まあ、大袈裟ですが^^)

「ドビュッシーは印象派ではない」 らしいのです。


近年、「ドビュッシーは印象派ではない」との見方がクローズアップされていて、現在の音楽史の通説では、「ドビュッシーは象徴派」という派に位置しているのだそうです。
ドビュッシー自身が、「印象主義」という範疇の位置づけを嫌って、印象主義者だとは認めなかった、と音声ガイドでも紹介していました。


えーっ?そんなー。
でも、象徴派ってなによ? 今まで聞いたことがなかったわー(^_^;)。


まあ、私にとってはどっちに属していようが、ドビュッシーの音楽が変わるわけではないし、あまり関係はないけど・・・。だけど、ちょっと気になるなあ。


♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫ 


この展覧会では、ルノワールの描いた有名な「ピアノに向かうイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロール」の絵をはじめ、ドビュッシーの活躍していた時代の絵画を中心に、150点近くの作品が、とても見事に分類され、関連付けられた10のコーナーに分けられて展示されていました(かなりの見応えでした)。


ドビュッシーは、気に入った絵画をいろいろ収集して自宅に飾るなど、絵画をとても好んだ作曲家だったらしいのですが、作曲するうえに影響を受けたのは、印象派のモネやルノワールではなく、多くが象徴派と言われた画家だったとのことです(北斎や広重の版画など、ジャポニズムにも影響されたらしいです)。特に画家のドニとは深い交流があって、ドビュッシーのいくつかの作品の譜面の表紙には、ドニの絵が使われていて、その美しい譜面も展示されていました。


絵画だけでなく、象徴派と言われる詩人からも、いろいろ影響を受けたとのこと。   
ドビュッシーの代表作の管弦楽「牧神の午後への前奏曲」は、フランスの象徴派の詩人マラルメが書いた「牧神の午後」にインスピレーションを受けて作曲し、ピアノ曲の「月の光」は、やはり象徴派の詩人であるヴェルレーヌの詩にインスピレーションを受けたそうです。(マラルメもヴェルレーヌも、なんだかとても難しそうな感じがして、実際に詩を読んだことはありませんが(^_-))。


とは言え、私には、ドビュッシーの海の描写は、印象派の画家と言われるモネが描いた、照りつける太陽の光を反射し、きらきら輝く水面を想像してしまいます。


やっぱり、ドビュッシーは印象派と言えなくもない?、と思うのですが・・・
印象派と象徴派の違いって、なんだろう?


どっちに属していようがあまり関係ないわ、と言っておきがら、やっぱり気になっているのです^^。
(7月にアップした「ダン・タイ・ソンのピアノ演奏会」でも、「ドビュッシーの音楽は印象派の絵を思い浮かべる、」というようなことを書いていたので(^_^;)。)


ネットで調べてみたら・・・
「印象主義は外界を描写し、象徴主義は内面の表現を志向する・・・」
うーん、難しくて、やはり私にはよく理解できません((^-^)ゞポリポリ)。


でも、素人考えですが、ドビュッシーが活躍した19世紀末から20世紀初頭にかけては、印象派と象徴派は、反発しながらも時代的に重なり合っていたとのことなので、ドビュッシー自身が印象派を否定していたとしても、どちらからも強い影響を受けたと思うのが、妥当のような気がしてなりません。


今回の「ドビュッシー、音楽と美術」に付けられた「印象派と象徴派のあいだで」という副題は、はっきり決めつけないで、なにか曖昧で、それが見る側にいろいろなことを想像させるので、うまい^^副題を付けたものだと、感心してしまいました(^_-)。


これからは、「象徴派のドビュッシー」と呼ばないといけないのかしら?
なんかしっくりこないけど~(^_-)-☆。



♫♪ 美術館のショップで、気に入った絵葉書を買ってきました(*^_^*)。

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      絵葉書:ルノワール作「ピアノに向かうイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロール」

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                絵葉書:ドニ作「木々の下の人の行列」

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               絵葉書:マネ作「ステファヌ・マラルメの肖像」

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                絵葉書:ドガ作「踊りの稽古場にて」

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                  絵葉書:クロス作「黄金の島」


今回の「ドビュッシー、音楽と美術」展は、日本に来る前に、パリのオランジュリー美術館で開催され、予想を上回る入場者で話題になったとのことでした。やはり、企画がユニークで素晴らしかったのですね(#^.^#)。
by bananadebu | 2012-10-22 11:17 | 音楽・美術 | Comments(9)

「音楽のまち・かわさき」~ウルバンスキという指揮者



近くに住んでいる弟から、「8月12日の日曜日、2時から、昭和音大のテアトロ・ジーリオで、オーケストラの演奏会があるけど、2枚あるので、もし興味があるなら1枚チケットをあげるよ」と言われました。

歩いて5分で行けるテアトロ・ジーリオで、午後2時開演なら、普段の休日と変わりなく、家族と一緒に昼ご飯を食べられるし、4時に演奏会が終われば、そのまま夕食の買い物をして帰れるわ~。
家族に迷惑かけないし、たまにはオーケストラの演奏を聴くのもいいわよね~♫♪♪♫

休日に一人で外出することに、ちょっぴり後ろめたさがあって、自分自身を納得させるために、つまらない言い訳を考えたのですが・・・
チケットをタダでもらえるなら^^と、2つ返事で行くことにしました(*^_^*)。

さっそく次の日、自宅郵便受けに、封筒に入ったチケットがほうり込まれていました。

開けてチケットをみたら、「A席:2000円」と書いてあるではありませんか。
ウン??オーケストラの演奏会なのに2000円?。安―い。安すぎるー(^_^;)。

この金額で、プロでしかも一流の演奏家が出演するはずないわ。きっと昭和音大の学生さんのオーケストラが演奏するのかも・・・。(昭和音大の学生さん、失礼なこと書いてごめんなさい<(_ _)>)
勝手に、自分の中でそんな想像が膨らんで、チケットは、忙しさも手伝って引き出しの中にしまわれたままになってしまいました(^_^;)。


演奏会当日、いつものように、家族一緒にお昼ご飯を食べて、食後のコーヒーを飲んで、後片付けをして、それから演奏会のために、ちょっぴりオシャレをして^^・・・
そうこうしていたら、時計は2時少し前を指していました。

遅刻しちゃうわー((>_<))。
音楽会に行くというのに、小走りで息を切らせて、どうにか遅刻せずギリギリに会場に着きました(>_<)。

席に着いて、暑くてハアハア言いながら周りを見回すと(私の席は2階でした)、すでに会場は、満員の観客で埋め尽くされていました。

ちょっと想像していたのと違う雰囲気のような?。なんとなく張りつめた緊張感があるわ~。
どうも昭和音大の学生さんのオーケストラではないような気がするなあ~。
(昭和音大のオーケストラの皆さま、再度失礼なことを書いてごめんなさい<(_ _)>)

舞台に目をやると、真ん中に、ドーンとグランドピアノが置いてありました。
オーケストラのメンバーはすでに定位置に着いていて、音合わせをしていましたが、どうみても学生さんには見えない、ような・・・。ウン、ウン(-^〇^-)。

グランドピアノが置いてあるということは、もしかして、今日はピアノコンチェルトの演奏があるのかしら?
だとしたら、ウワーッ、すごいラッキー^^。(私は華やかなピアノコンチェルトが大好きなのです^^)。

そんなことをぐるぐると考えていたら、会場が暗くなり、舞台下手から二人の男性が現れて、同時に盛大な拍手が湧きおこりました。

なんの予備知識もなかった私は、明るく照らされた舞台の光景に、ただただびっくり。

何しろ、二人ともスラリとして、すごく若くて、一人は黒髪、もう一人は金髪で、まるで外国人のモデルさんか俳優さんかと思うくらい、遠目でもカッコよかったのです(実際、お二人とも外国人の方だったのですが^^)。

オーケストラの指揮者はベテランのおじさま、と固定観念にとらわれていた私は、もう「目が点」状態です (^_-))。

後からわかったことですが、オーケストラは日本で有数の、実力のある東京交響楽団で、金髪の男性は、最近世界中から注目されているウルバンスキというポーランド出身の指揮者、そして、学生のような黒髪の男性は、ウズベキスタン出身のアブドゥライモフというピアニストでした。

演奏曲目は、前半が、チャイコフスキーのあの超有名なコンチェルトで、20分の休憩後は、初めて聴くショスタコーヴィチの交響曲第5番でした。

コンチェルトを弾いたアブドゥライモフは、なんと8歳でソリストとしてウズベキスタン国立交響楽団と共演し(すごーい、神童かも)、それ以後は、世界各国で演奏活動を行っているそうです。
まだ21歳の若者ですが、基本に忠実で、メロディーをよく歌っていて、若さあふれる素直な気持ちのいい演奏を聴かせてくれました。アンコールのチャイコフスキーの夜想曲も、すごくよかった~。

そして、そして、今回大ファンになってしまったウルバンスキという指揮者。今年29歳だそうです(#^.^#)。
私は、名前もお顔も今回初めて知りましたが、50分近くにも及ぶ壮大なショスタコーヴィチの交響曲第5番を、譜面なしで指揮したのです(譜面なしで指揮する指揮者の姿は、今回初めて見ました)。

ウルバンスキの指揮している姿は何しろ美しく、指示も的確で(たぶんネ^^)、柔らかい身のこなしなのに、力強くエネルギッシュ。(もう、なんでもかんでも賛美しちゃいたい^^)
ショスタコーヴィチ作曲の交響曲第5番(通の方は「ショスタコ5」とか、「タコ5」と言うらしいですが)の第4楽章の最後のティンパニが連打するところは、特に印象的で、東京交響楽団の素晴らしさも相まって、壮大な音の重なりが、胸深くズンズンと迫ってきました。

この若きマエストロは、来年の4月から、東京交響楽団の首席客演指揮者に就任することが決定しているそうです。やはり、才能がある指揮者だったのですね。今後の活躍がとても楽しみです(*^_^*)。


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ウルバンスキのリハーサル風景。ステキだわ~。うっとり(-^〇^-)。



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こちらは、8歳からソリストとして活躍しているウズベキスタン出身のピアニスト、アブドゥライモフ。まだ21歳です。このお方もジャニーズ系で、カッコよかったわ~^^(ネットから画像をお借りしました)



演奏会の中身もよく知らないで、ちょっぴり不遜な動機(^_^;)で聴きに行った演奏会でしたが、新しい発見とすばらしい感動をいただいて、心からよかった~、と思いました。


 ♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫ ♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫


でも、こんなにすばらしい演奏会が、なぜたったの2000円なのか?
後でネットで調べてわかったことですが・・・

川崎市のキャッチフレーズは、「音楽のまち・かわさき」なのだそうです。今回初めて知りました^^。私くらいの年代は、川崎と言えば、「公害の町」だったのですから、すごい変わりようです。
(でも、35年間、川崎市民だったのに、川崎市が「音楽のまち」とは、まったく知りませんでした^^。もっと宣伝してほしいわ~^^)。

そして、「音楽のまち・かわさき」は、8年前から、川崎市のフランチャイズ・オーケストラである東京交響楽団と、首都圏で活躍する9つのオーケストラが参加して、「フェスタサマーミューザ KAWASAKI」という夏の音楽の祭典を催しているのだそうです。

今年はそのフェスタの間、13回の演奏会が催され、どの演奏会も「S席:3000円、A席:2000円」で観ることができるとのことでした。

川崎市って、芸術には太っ腹だったのね(^_-)-☆。
「公害のまち」から「音楽のまち」へ・・・か~。

もう一つ重大なことがわかりました(^_-)。
実は、本来、夏の音楽の祭典の会場となるのは、川崎市駅前にある「ミューザ川崎」なのですが、昨年の震災の際、ミューザ川崎の屋根が崩落してしまったため、改修工事が終了するまで、代替の会場で祭典を行うことにしたらしいのです。その代替の会場の一つが、新百合ヶ丘の「テアトロ・ジーリオ・ショウワ」だったことがわかりました。

ということは、来年からは新ゆりでは開かれないということなのですね。
このことがわかって、ほんとうに残念でショックです((>_<))。

でも、「ミューザ川崎」の屋根が崩落していなかったら、夏の音楽の祭典があることや、ウルバンスキという指揮者を知ることがなかったので、なんだか複雑な心境です (^-^)ゞポリポリ。


ウルバンスキ大好き!(フフ) これからも、ずーっと母の心で応援していきますね~(^O^)/
by bananadebu | 2012-09-12 12:30 | 音楽・美術 | Comments(0)

ダン・タイ・ソンのピアノ演奏会



ダン・タイ・ソンは、1980年、第10回ショパンコンクールで、東洋人として初めて優勝し、最近は、毎年のように日本で演奏会を行っている実力派のピアニストです。

5年に一度行われるショパンコンクールで優勝することは、一流のピアニストとしての活躍の場を与えられたという証しなのですが、来日するたびに、気にはなっていたものの、今まで彼の演奏を聴く機会にめぐり会えませんでした。


前から一度聴いてみたかった「ダン・タイ・ソン」。
6月26日、念願かなって、四ツ谷の紀尾井ホールに聴きに行ってきました(^_-)-☆。


ダン・タイ・ソンは「ショパン弾き」と言われているように、コンサートで演奏する曲目は、ショパンの作品が圧倒的に多いようなのですが、今年は、「ドビュッシー生誕150年」ということもあって、この日のプログラムは「オール・ドビュッシー」でした。

「オール・ドビュッシー」というプログラムは、一般的には「華がなくて、盛り上がりに欠けて、ちょっとつまんないわねえ」と敬遠されがちだと思いますが、その日の会場は、「彼のドビュッシーを聴きたいのよ」と、ダン・タイ・ソンの演奏会は何度も聴きにきているらしい、ベテラン的(?)雰囲気が漂っていました(笑)。

演奏は時間通りに始まりました。

繊細で陰影に富んだ透明感のある音色は気品があって、目を閉じて聴いていると、まるで印象派の絵画が目の前に現れてくるような、音が絵画になっていく感じがしました。

しかも、最後まで途切れない凄まじい集中力を持続した演奏は、どの曲もほんとうにすばらしいものでした。

私の右隣に座っていた男性は、演奏中、ずっと自分の指を、まるで一緒に弾いているかのように動かしていて、プログラムが終了したときは、私の右耳が痛くなるほど力いっぱい拍手していました(割れんばかりの拍手というのは、こういうのかと思うくらい(^_^;))。

私も、気持ちを伝えたくて、手を上の方に挙げて拍手しました。立ち上がって拍手する人もたくさんいました。

そして、アンコールの1曲目は、ベルガマスク組曲より、とても有名な「月の光」、2曲目は、前奏曲第2集より「花火」でした。

これらのアンコール曲もとてもすばらしく、興奮した観客席は、「もう1曲」と盛大な拍手を送りましたが、ダン・タイ・ソンは、手を胸にあてて、「どうもありがとう。でも、今日はこれで終わりにさせてください」とでも言っているようなしぐさを何度もして、やっと演奏会は終わりました。

ほんとうに気持ちのいい演奏会だったなあ。余韻がずっと残りました(*^_^*)。

            
                      ~♪♪♪~


ダン・タイ・ソンについては、ショパンコンクールで優勝したこと以外は、あまり詳しいことを知らなかったので、次の日、どういう少年時代を送ったのかなあ、と知りたくなって、ネットで情報収集をしてみることにしました(^-^)ゞポリポリ。

彼の経歴は、なかなか興味深いものでした。

ダン・タイ・ソンは、ベトナムのハノイ出身で、ピアノは、ハノイ音楽院の教師をしていた母親から習ったそうです。ただ、その頃のベトナムは、戦禍の真っただ中で、ピアノを練習するのはかなりたいへんだったようです(私は、名前の感じから、つい最近まで、彼は中国人だとばかり思っていました。ベトナム人だったのですね(恥ずかしい(^_^;))。

一家で山奥へ疎開したときは、ピアノをえっちらおっちらみんなで疎開先に運んだり、防空壕で生活を余儀なくされたときは、紙に鍵盤の絵を描いて練習していた、という「紙鍵盤伝説」もあります。

その後は、旧ソ連の名門モスクワ音楽院に留学することになりましたが、恵まれない環境であったにもかかわらず、大きな夢を持ち続けながら、ピアノに向かう気持ちを持続させ、その結果、ショパンコンクールで東洋人初の優勝という快挙を成し遂げた、と説明されていました。

更に、ネットで調べていくと、アメリカの大学教授(日本人)が書かれているブログで、興味深い記事を見つけました(^_^)v。

そのブログによると、ベトナム戦争終戦40周年にあたる2015年の公開を目指して、ダン・タイ・ソンのドキュメンタリーができることになった、とありました。

そのドキュメンタリーの制作資金を募る会が5月に開かれ(ウワー、アメリカらしい^^)、その会で、ダン・タイ・ソンがシューマンやショパンを弾いたのですが、そのあとに、お母さまと連弾を披露されたとのこと。

お母さまは93歳にもかかわらず、今でもかくしゃくとされていて、この日は1曲で終わる予定が、アンコールでジャズを弾かれたそうです。


このドキュメンタリー、日本でも放送されるのでしょうか。放送されたら、是非見てみたいです(^_-)-☆。



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最近のダン・タイ・ソン。30年前にショパンコンクールで優勝したときは、やせっぽっちでトンボのようなメガネをかけていて、好感度はあまりよくありませんでしたが(ビジュアルも大切^^)、歳を重ねるごとに充実したいいお顔になっています(#^.^#)。


★この日の演奏曲目は、「版画」、「2つのアラベスク」、「映像第1集」、「喜びの島」、「前奏曲集第1巻」でした。


★ドビュッシー作曲 「映像第1集」から「水の反映」 (演奏:ダン・タイ・ソン)

by bananadebu | 2012-07-01 11:36 | 音楽・美術 | Comments(4)

さまよえるオランダ人



先週の日曜日、近くに住んでいる弟に誘われて、ワーグナー作曲のオペラ「さまよえるオランダ人」(新国立劇場)を観てきました。

「さまよえるオランダ人」は、ワーグナーのオペラの中では珍しく3時間、と上映時間が短く、馴染みのメロディーが多いので、私にはうれしいお誘いでした。

このオペラは、永遠に海をさまよう呪われたオランダ人船長を、乙女ゼンタの愛と自己犠牲が救うというお話で、ワーグナーの生涯のテーマである「愛による救済」が描かれています。(パンフレットのあらすじを参照しました^^)

主役の歌手たちはもちろんですが、合唱も素晴らしかったです。特に感動的だったのは、2幕最後のオランダ人と乙女ゼンタの2重唱です。ちょっぴり鳥肌が立ちました。

ただ、欲を言うと^^、乙女のゼンタがおばさんみたいで、どうしても乙女には見えなかったこと(おばさんがこんなことを言ってごめんなさい(^-^)ゞポリポリ)。
それは日本人ではとうてい考えられない体形で・・・(遠くから見てもごまかせないくらい)
やはり、乙女は見た目も乙女らしい・・のがよかったなあ(笑)。

オペラに詳しい弟に感想を言ったら、確かに気持ちを移入するのは見た目も大事だけど、ワーグナーのオペラは、そういう体形の歌手でないと、とても最後まで歌いきれないとのことでした。

そう言われればそうかも・・・。高音が半端じゃなかった。それが、何度も何度も出てきて、あの壮大なアリアを歌いきるのは、乙女体形の歌手では無理なんだー(ちょっと納得)。

でも、やはり、見た目と声と演技がすべて揃ったワーグナー、いつか観てみたいなあ(^_-)-☆。



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          確かに、素顔はかわいい方のようですネ。ちょっと言い過ぎたかなぁ(^^ゞ
by bananadebu | 2012-03-18 23:16 | 音楽・美術 | Comments(8)